三入学びの広場 『竹林はお宝!』 竹の可能性と竹炭パワー
- 山海環

- 1 日前
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広島市三入学区の三入公民館にて、『竹林はお宝!』竹の可能性と竹炭パワーと題して、竹や炭についての講習会を開催いたしました。
開催は去る10月26日と、既に1ヶ月程も時間が経過してのblog upとなりましたが、お陰様で広島近隣をあちらこちらと飛び回り「山海環」は多忙な日々を送っております。

三入公民館では、学びの広場と題して、様々な学びを年間を通して深める活動に取り組んでおります。
!多用途に利用する事ができる竹について、様々な角度からの知識をお伝えするべく、参加する方々の知りたい事を探りながら、楽しく学ぶ機会となりました。
講習会の様子を少しだけご覧ください。
竹については、昨今「竹害」などと不名誉な呼ばれ方をする事も非常に多く、迷惑で面倒な印象ばかりが目立ちますが、それは日本人が便利に活用していた過去をすっかり忘れてしまっているだけで、自然素材で活用用途の広い竹は、日常生活のあちこちで、様々に形を変えて利用できるとても便利な植物です。
今回の講座を通して、竹の植生や竹林の管理方法、何故切っても切っても拡がり続け竹林の管理に疲弊してしまうのか、上手に管理する方法や、竹を焼いて炭にする事でどのような用途があるかなど、幅広く学ぶ講習会となりました。
ご参加の皆さま、企画運営を担われた公民館の皆さま、ありがとうございました。
山海環では、「竹炭」についての知識や「開放型炭化器」による竹炭焼成体験会なども開催しております、竹や炭について気になる事がございましたら、是非お声掛けお待ちいたしております。
【山海環のバイオ竹炭】を農林業へ施用する事でのメリットとは
バイオ竹炭を農地や植林地に施用するメリットは、主に土壌改良と地球温暖化対策(炭素貯留)の二つの側面があります。バイオ竹炭はその多孔質な構造から様々な効果が期待されます。
1. 土壌改良効果
バイオ竹炭の多孔質構造が作物の生育に適した環境を作ります。
通気性・排水性の向上:
竹炭の無数の微細な穴(多孔質構造)が土壌に加わることで、空気の通り道が増え、通気性が向上します。これにより、根の呼吸が助けられ、健全な発育が促進されます。
過剰な水分を排出しやすくなり、排水性も改善されるため、根腐れなどのリスクを軽減します。
保水性・保肥力の向上:
多孔質な構造がスポンジのように水分を吸着・保持するため、保水性が高まり、乾燥地や砂質土壌でも作物の成長を助けます。
肥料成分を一時的に吸着し、徐々に放出する働き(保肥性)があるため、肥料の効率が向上し、栄養が長期間にわたって供給されます。
pHの調整(酸性土壌の改善):
一般的にバイオ炭はアルカリ性(pH8~10程度)に傾いているため、日本の農地に多い酸性土壌を中和し、植物が栄養素を吸収しやすい環境に整える効果が期待できます。
有用微生物の活性化:
竹炭の多孔質構造は、土壌微生物の住処となり、菌根菌など作物の生育を助ける有用微生物の活動を活発化させ、健全な土壌生態系を構築します。
ミネラル補給:
竹炭には、カルシウムやカリウムなどのミネラル成分が含まれており、土壌に自然と供給されます。
2. 地球温暖化対策(炭素貯留)への貢献
バイオ竹炭の農地施用は、地球温暖化対策の一つとして注目されています。
炭素貯留効果:
竹などの植物は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収して成長します。
この竹を炭化することで、炭素が分解されにくい安定した形で炭(バイオ炭)として固定されます。
バイオ竹炭を農地や植林地に施用すると、炭素が土壌中に長期間(数十年から数百年)にわたり貯留され、大気中への放出を防ぐことにつながります。これは「農地土壌吸収源対策」として位置付けられています。
地域資源の有効活用:
放置竹林などの未利用バイオマスを原料として活用できるため、地域の環境課題解決や林業の活性化にも貢献する可能性があります。
『山海環』では、農林業や日常生活の中に有効活用できる「竹炭の製造」に手軽に取り組む事が可能になる「モバイル炭化器SUMIKA」と「MOKI無煙炭化器」の販売代理店となっております。
販売代理店としての取り組みの一環として、炭化器ご利用の皆さまに「製炭指導サービス」をご提供しております。
炭化器をお求めの際には、是非山海環でのご購入をご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。


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