【活動報告】宅地化が進む広島で、受け継いだ竹林をどう守る?「竹林整備×バイオ竹炭焼成」で未来へつなぐ伴走支援
- 山海環

- 6月11日
- 読了時間: 6分

こんにちは、山海環(さんかいかん)です。
先日、あるご相談をいただきました。 それは、「親族から受け継いだ大切な竹林を、この先も荒廃させず、大切に管理していきたい」という切実な想いでした。
「竹林」と聞くと、山深い奥山や郊外にある風景を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、私たちのすぐ身近な「都市部」や「住宅地」の中にも、多くの竹林(そして、手入れが行き届かなくなった竹藪)が存在しています。
都市部・広島ならではの「竹林の悩み」
昭和の初め頃にはのどかな田畑や山林だった土地も、時代の流れとともに周囲に住宅が建ち、宅地化が進んできました。その結果、「住宅地のすぐ隣に竹藪がある」という状態が生まれています。
特に、海と山が近く、急峻な地形で知られるここ広島県。 平地ではなく、住宅の裏手に迫るような「急斜面に広がる竹林」も決して珍しくありません。
「お隣の敷地に竹が侵入してしまわないか心配……」
「大雨のときに崩れたりしないだろうか?」
「急斜面すぎて、自分一人ではとても伐り出せない」
周囲に家があるからこそ、そして斜面だからこそ、整備のハードルは高くなり、頭を悩ませるオーナー様が増えています。今後はこうした「都市型・斜面型の竹藪」に困る場面が、ますます増えていくかもしれません。
「山海環」が出した答え:竹炭化による減容化と有効活用
そんなオーナー様の心配をなんとか解消しようと、私たち山海環は一緒に知恵を絞り、一つのノウハウを練り上げました。
それが、【竹林の整備】と【竹炭の焼成(しょうせい)】をセットで行うアプローチです。
急斜面での整備で一番大変なのは、伐った重い竹を外へ運び出すこと。そこで、伐採した竹をその場で「竹炭」に焼き上げます。 炭にすることで体積が劇的に減り(減容化)、水分が抜けて驚くほど軽くなります。
これにより、
搬出の労力を大幅にカットできる
すっきりした竹林内のスペースを広く有効に活用できるようになる
整備のスピードがさらに加速する
という、持続可能なサイクルが生まれます。
実際の整備・バイオ竹炭焼成に先駆けて、山海環現地にてバイオ炭焼成の実践を体験いただきました。
これからも、地域の「良き相談相手」として
竹林の整備も、開放型炭化器SUMIKAによるバイオ炭焼成も、決して楽な作業ではありません。まだまだこれから先も、たくさんの手間暇がかかります。
しかし、ご親族が大切にしてこられた土地を「次の世代へ良い形でつなぎたい」というオーナー様の想いは、地域の未来を明るく照らす一歩です。
山海環は、これからもお悩みをお持ちの皆さまの「良き相談相手」として、現場に寄り添い、一緒にあれこれ知恵を絞りながら歩んでまいります。
裏山の竹藪のこと、これからの管理のこと。一人で悩まずに、まずは一度、山海環へお気軽にご相談ください。一緒に心地よい里山の景色を取り戻していきましょう!
▼山海環の活動や、過去の竹林整備レポートはこちらもご覧ください
なお、上記活動実績につきましては、主に沢山の地域の方々や、近隣市町での講習会等、対面で人と活動を共にする事業を主に記しております。
他にも、竹チップ販売、竹パウダー販売、竹炭販売、養殖用牡蠣筏用パイプ製造販売等については、上記27事業には含まれておりません。
「山海環より 大切なお知らせ」
2026年より、林野火災「注意報・警報」の運用を始めた自治体があります。
下記に「山海環」近隣市町の運用リンクをまとめました。
政府は大まかな運用指針を出すのみで、細かな運用実態は各市町によりまちまちです、火を入れる前に先ずはお住まいの市町へ確認される事をお勧めいたします。
【山海環のバイオ竹炭】
農林業へ施用する事でのメリットとは
バイオ竹炭を農地や植林地に施用するメリットは、主に土壌改良と地球温暖化対策(炭素貯留)の二つの側面があります。バイオ竹炭はその多孔質な構造から様々な効果が期待されます。
1. 土壌改良効果
バイオ竹炭の多孔質構造が作物の生育に適した環境を作ります。
通気性・排水性の向上:
竹炭の無数の微細な穴(多孔質構造)が土壌に加わることで、空気の通り道が増え、通気性が向上します。これにより、根の呼吸が助けられ、健全な発育が促進されます。
過剰な水分を排出しやすくなり、排水性も改善されるため、根腐れなどのリスクを軽減します。
保水性・保肥力の向上:
多孔質な構造がスポンジのように水分を吸着・保持するため、保水性が高まり、乾燥地や砂質土壌でも作物の成長を助けます。
肥料成分を一時的に吸着し、徐々に放出する働き(保肥性)があるため、肥料の効率が向上し、栄養が長期間にわたって供給されます。
pHの調整(酸性土壌の改善):
一般的にバイオ炭はアルカリ性(pH8~10程度)に傾いているため、日本の農地に多い酸性土壌を中和し、植物が栄養素を吸収しやすい環境に整える効果が期待できます。
有用微生物の活性化:
竹炭の多孔質構造は、土壌微生物の住処となり、菌根菌など作物の生育を助ける有用微生物の活動を活発化させ、健全な土壌生態系を構築します。
ミネラル補給:
竹炭には、カルシウムやカリウムなどのミネラル成分が含まれており、土壌に自然と供給されます。
2. 地球温暖化対策・開放型炭化器SUMIKAで(炭素貯留)への貢献
バイオ竹炭の農地施用は、地球温暖化対策の一つとして注目されています。
炭素貯留効果:
竹などの植物は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収して成長します。
この竹を炭化することで、炭素が分解されにくい安定した形で炭(バイオ炭)として固定されます。
バイオ竹炭を農地や植林地に施用すると、炭素が土壌中に長期間(数十年から数百年)にわたり貯留され、大気中への放出を防ぐことにつながります。これは「農地土壌吸収源対策」として位置付けられています。
地域資源の有効活用:
放置竹林などの未利用バイオマスを原料として活用できるため、地域の環境課題解決や林業の活性化にも貢献する可能性があります。
『山海環』では、農林業や日常生活の中に有効活用できる「竹炭の製造」に手軽に取り組む事が可能になる「モバイル炭化器SUMIKA」と「MOKI無煙炭化器」の販売代理店となっております。
販売代理店としての取り組みの一環として、炭化器ご利用の皆さまに「製炭指導サービス」をご提供しております。
炭化器をお求めの際には、是非山海環でのご購入をご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。


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